私が妻と付き合い始めた時、娘は小学1年生になったばかりでした。そして、娘が小学3年生の終わりの春休みの時に結婚しました。当然、結婚する時には娘に説明しなきゃならないわけですが、その時に子連れ結婚でしか味わえない幸せを噛み締めることができました。「おまえは私の父親になっても良い」と承認されるということです。

子連れ結婚でないと体験できない、「お前を親として認める」という承認


普通に結婚した後に赤ちゃんが生まれてくる場合、赤ちゃんは何もしゃべれませんし、親って何なのかってこともわかるはずがありません。何も知らずに生まれてくるわけですよね。

赤ちゃんは、親を選ぶことはできません。情緒的な言い回しでは「赤ちゃんも親を選んで生まれてくる」とか言うこともありますけど、現実は違いますよね。赤ちゃんはわけもわからず生まれてきて、成長するにつれてすこしづつ「あ、この人が私の親なんだ」ということを理解していきます。

でも、子連れ結婚では違います。子供は、新たに親として認めるか否かを選択できます。

もちろん、書類上は強引に親子関係になることはできます。でも、その子供が自分自身の感情として本質的に「この人は私の親としてふさわしい。この人が私の親だ。」と認めるのは、法的な親子関係とは全く別物です。実際、血縁のあるなしにかかわらず、全く信頼関係を構築できていない親子はたくさん居るでしょう。

そうした中、子連れ結婚では、結婚相手は「お前を父親or母親として認める」とか、そこまで行かなくとも、「お前は親として試す価値がある」という承認を得て親になることができます。その瞬間の幸せは、他では味わうことができないものです。その承認が得られるように、日々、子供に誠実に接していく人が増えればいいなあと思います。