自分の親へ、「結婚したい人がいる」と言う。大きなハードルですよね。ましてや私の場合、反対が予想される子連れ結婚。伝えるときは緊張していました。

見たことのない笑顔、見たことのない落ち込み

大学を卒業し、社会人になって丸1年が過ぎた3月頃。

「結婚したい人がいるんだ。」

と、私は母に切り出しました。母は、スイッチが入ったようにパッと笑顔になりました。これまで見たことのないような、満面の笑み。そして立て続けに、

「でね、その人には、子供がいるんだ。小学1年生の。」

そう言った瞬間、母は驚きと悲しみが混ざったような顔になり、一瞬置いて猛烈に怒り出しました。

「子供がいる人なの?」

そうだ、と言うと、

「そんなの許せるわけないじゃないの!」

と母は言いました。

その後のことを、今は思い出せません。激しい口論になった記憶はあるのですが、なにぶん興奮していたからでしょうか。社会人になっていたというのに恥ずかしい話ですが、母親に全否定されて激しく叱りつけられるのは初めてで、私もショックだったのかもしれません。とにかく大喧嘩をして、喧嘩別れして、当時一人暮らししていた自宅に帰ったのだと思います。

ここから、延々と1年間に渡るバトルが展開されていくのでした。この1年は、辛い1年間でした。