子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか – その2 私(初婚男性)と母

子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか – その1 考えていることの整理 という記事で、各当事者が抱いている感情を書き出しました。今回は、私と母の対立について書いてみましょう。

私(初婚男性)と母の対立の仕方

私(初婚男性)と母の対立の仕方は、基本的には、私は子持ちの彼女と結婚したい。母はそれを阻止したい。という対立になります。でもこれは、少しゆがんだ対立です。私は母親に反発し文句を言います。それに対して母も私を叱りつけるわけですが、母としては、私を、私の彼女から自分のもとへ引き戻したいわけです。つまり、母は私を叱りつけますが、その目的は、彼女と別れさせた上で、子供の頃のように私と良好な関係を取り戻すこと。そうすると、母親としては「叱りつけてばかりいても、息子の心は離れていくばかりではないか」と、当然考えます。私の母もそうだったようで、私を叱りつけたのは最初の1~2ヵ月だけ。その後は、私を泣き落しにかかりました。

「子連れ結婚なんかしたら、私、ストレスで頭がおかしくなって死んじゃうから。」

そんなことを何度も何度も、私が実家に顔を出したり私に電話をかけてきたりする度に繰り返し言いました。これは結局、

「子連れ結婚をしたら、私は死ぬんだよ。母親である私と、彼女と、どちらが大事なの?」

と、私に選択を迫っている・・・というか、自分自身の命を人質にとって私を脅迫しているわけです。

私は最初のうちはあまり気にしていませんでしたが、何十回も繰り返し言われると、本当に死ぬんじゃないかと不安になってきました。こうなると、私も不条理な状態で悩むことになります。

「母親の命と、私の幸せと、どちらが大事なのだろう。」

と考えるわけです。しかも、自分が大事にしようかと思っている母親自身が私を脅迫しているわけで、

「母は、自分の命を人質に私を脅迫している。私が母を大事に思う気持ちを利用して私を脅迫している。こんなやり方は卑怯だ。」

という悶々とした悩みが生まれます。しかし、母親を攻撃したら母親が死ぬかもしれないので、だんだんと無言を突き通すことが多くなりました。

こんな対立軸で、私と母親の対立は膠着状態に入りました。

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子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか ? その3 私と彼女の対立

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