子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか – その2 私(初婚男性)と母という記事で、私と母の間の対立を書きました。これはわかりやすい対立ですが、実は私と、当時彼女であった妻との間にも対立・・・というか、利害がぶつかる側面がありました。それについて書きましょう。

私(初婚男性)は、子連れである妻と結婚したいです。妻も、私と結婚したいです。この点に対立はありません。しかし、どのような状況で結婚するか、というところで利害がぶつかります。

「祝福されたい」という障壁

私は、両親に反対され続ければ、両親との縁を一時的にでも切って妻と結婚するつもりでいました。それを妻に伝えると、

「そう・・・。」

と悲しそうな顔をしました。私としては妻を安心させるために私の強い気持ちを伝えたかったわけですが、妻の側から見ると悲しさの方が目立ったようです。というのも、私が「必ず結婚する!」と思っているのは嬉しかったにしても、私の両親を切り捨てれば、「みんなから祝福されたい」という妻の気持ちは叶わなくなってしまうわけです。たぶん妻の立場からすれば、私に

「みんなから祝福してもらえるように、うまくやってよ!!」

と言いたい気持ちもあったでしょう。妻の場合は人間がデキているので、そういう私にプレッシャーを与えるようなことは言いませんでしたが、できればそうなってほしい、という気持ちは痛いほど伝わってきました。

そうすると、私は母との対立関係をエスカレートさせ続けるわけにもいかず、どうしようかと悩みました。こんな感じで、私と妻との間でも利害関係の対立はあったんです。

蛇足ですが、私の場合は結局、母との対立関係を解消しないまま結婚に踏み切りました。その意味では妻の「祝福されたい」という気持ちは叶わなかったことになります。それが冷酷な現実でした。ただ、その後は、長い時間をかけて対立関係は解消していきました。

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