子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか – その4 その他の登場人物

子連れ結婚に反対された時、当事者たちは何を考えているか その1その2その3 に、私と私の母親、私と当時彼女だった妻との対立について書きました。今回は、その他の登場人物について書いてみましょう。

私(初婚男性)と父

母と違い、私と父の間には対立はありませんでした。というか、父は私の結婚に対して何も意見しませんでした。私の父は元々寡黙な感じなのでそういった性格も関係したのかもしれませんが、ともかく、賛成も反対もせず、私と母の対立を見守っていました。父が当時、賛成だったのか反対だったのかはよく分かりません。ただ、おそらく父の中にも認めるべきか否かの葛藤があり、その結果、何も言えなかったのではないかと思います。

連れ子である娘

娘には、この対立関係を一切話しませんでした。単純に、娘をこの悩ましい状況の中に放り込みたくなかったからです。娘には、

「来年春に結婚して、かずにぃがとーちゃんになるんだよ。」

とだけ話しました。当時小学3年生だった娘は、それを素直に聞き、余計な心配はしていなかったようです。

妻の両親

妻の両親は、私に対する感情はものすごく良かったようです。明らかにハードルの高い「子連れ結婚」を決断しているということが全ての不安を消し去っていたように見えました。

妻の両親には、私の母が結婚に反対していることは一切伝えませんでした。もしかしたら妻経由で伝わっていたかもしれませんが、よくわかりません。私としては、私と母親の対立は表に出さず、妻の両親には、ただ「来年の春に結婚します。」とだけ言い続けました。妻の両親の側からも、私の親が反対しているんじゃないか、という質問は出てきませんでした。

と、まあそんな感じでした。そして結局、私と母とは対立したまま私と妻は婚姻届を書き、一応スジを通すかな、と思って私の父親に、婚姻届の証人欄に名前を書いてくれと頼みました。すると父親はそれを受け入れ、母親もそれを容認しました。その時点で、私と母のバトルは終わりを告げました。

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