ウチは貧乏だって言い聞かせて大失敗。。。

私には、連れ子だった娘の子育てで、一つ大きな失敗をしてしまったことがあります。それは、中学受験のこと。

私立中学に・・・

私は26歳の時に結婚しました。その時、連れ子だった娘は10歳、小学4年生。私は当時社会人3年目だったので給料も少なく、極貧ではなかったものの、それなりの節約が必要でした。娘にも、「ウチはお金ないから節約!」と言っていました。私はケチなので、自分でも気がつかないところで何度も何度も言っていたのかもしれません。単純に社会人経験が浅くて給料が少なかったということだけではなく、6年後には高校入学ということもありました。とにかく節約してお金を貯めたかったんです。

そして結婚して2年半、娘が小学6年生の時の夏。ふとしたことから、中学校の話になりました。

私:「中学に入ったら、私立中学に行く子とは離れ離れになるなあ。」

娘:「そうだねえ。いいなあ。」

私:「え?私立中学なんてすっげー勉強させられっから大変だぞ。」

娘:「あたしは勉強したいよ。」

私:「え?え?お前、もしかして私立中学に行きたいの?」

娘:「行きたいよ。でもウチはお金ないから無理でしょ。」

うわー、やっちまったと思いました。私が節約節約といつも言っていたから、娘は、難しい中学入って勉強したいと言うのをガマンしていたんです。

私が節約って言ってたのは、高校受験でお金を気にせずに行きたい高校に行って欲しかったから。中学受験は視野に入っていなかったけれど、娘に勉強してもらうために節約していたわけで、節約のために勉強の意欲と機会を削いでしまったら本末転倒です。私の節約は、完全に120%失敗でした。

これを言われてから、とりあえずの目標としてもらうために、学費が安そうな国立の「東京学芸大学附属竹早中学校」の過去問題集を買って娘にあげました。でも、私が中学受験のためにやったことは、それだけ。小6の夏から対策しても合格するとは思えず、塾にも行かせなかったです。受験勉強と呼べるようなものはほとんどさせませんでした。そして娘はそのまま受験して、当然玉砕。そのまま普通の公立中学に通いました。

早いタイミングで子供の意思を確認しよう

お金の準備に目が向くあまり、娘の気持ちを汲み上げられなかったことは本当に娘に申し訳なかったと思っています。ただ、子連れ結婚の場合、私のような状況になる可能性は比較的高いかもしれません。

まず一つ目は上記の通り、お金の問題で節約モードになってしまい、子供の方から遠慮してしまう可能性があること。

もう一つは、結婚という大きなイベントに気を取られて、中学受験という選択肢を真剣に考えないまま時間が過ぎてしまうことです。ざっと調べたところ、中学受験する子は小学3年生くらいから意思を固めて受験勉強用の塾に通ったりするようです。それを考えると、私の場合、結婚直後には娘の意思を確認しなければならなかったことになります。でも、結婚直後はそんなことは一切考えず、毎日の生活に追われていました。

そんなわけで子連れ結婚した親は、子供に「中学受験したい?」っていう一言を、一日も早くかけてあげてほしいです。


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