「子連れ再婚を考えた時に読む本」感想
「子連れ再婚を考えた時に読む本」という本を読んでみました。かなり良い本だと感じました。簡単に内容をご紹介。
事例がたくさん載っている良書
これまでたくさん記事を書いてきたわけですが、所詮、私は私の人生しか知らないわけで、他の子連れ結婚家庭はどんな感じなんだろう?というのを知りたくなって手に取りました。著者の新川てるえさんは、NPO法人Winkの理事でもあり、母子家庭共和国というサイトを運営したりもしていて、ひとり親家庭、母子家庭の援助に力を尽くしている方のようです。ブログも書いていらっしゃいます。本も多数書いていらっしゃるようです。
で、読んでみたわけですが・・・、うーん、すごい。私が経験しなかった「子連れ結婚家庭で苦労したこと」がたくさん書かれています。私はこのブログを「子連れ結婚でのハマリポイントを伝えることで、幸せな子連れ結婚家庭を増やす!」という目的で書いているわけですが、この本にはそういったハマリポイントがたくさん紹介されています。子連れ結婚を考えているなら、この本を読んでおけば「注意すべき点」を事前に多数知ることができるので、困難を事前に回避したり、回避できなくても、心の準備だけでもすることができます。事前にこの本を読むのと読まないのとでは、かなり違った人生を歩むことになりそう。
特に、「子連れ同士での結婚」についての事例がたくさん載っていました。私の場合は私が初婚で嫁さんにだけ子供がいたわけですが、子連れ同士の結婚は、同じ「子連れ結婚」でもかなり状況が違うようです。「子連れ同士での結婚」は、子連れ結婚の中でも更に事例が少ないと思うので、そんな状況の方は、必ずこの本を読むことをオススメします。この1680円で買える本で、たぶん人生がかなり良い方向へ変わります。
ただ、1つ違和感を持ったのは、著者が「連れ子を愛せなくても結婚して良い」と考えているっぽいこと。これは私としては賛成できません。結婚するのは、結婚して家族になる人みんなが家族になりたいと思った時だけにするべきだと思います。そうでないのなら、とりあえず法律婚はせずに近くに住んでみるとかっていう段階を踏んだ方が良いんじゃないかなと。
とはいえ、多くの知見を与えてくれる素晴らしい本だと思います。
子連れ再婚を考えたときに読む本 |
子供から見た子連れ結婚についての本も!
なお、著者である新川てるえさんの娘さんの新川明日菜さんも本を出しています。タイトルは、「Q&A 親の離婚と子どもの気持ち―よりよい家族関係を築くヒント」です。子連れ結婚をした子供の視点からの本。これは貴重ですね。ちなみにこの新川明日菜さん、1988年生まれ。私より10歳くらい若いのに、しっかり情報発信してらっしゃいます。すごいなあ。
Q&A親の離婚と子どもの気持ち |
今回この本を読んで思いましたが、事前に過去の事例を頭に入れておくっていうのはものすごく大事ですね。知っていれば何でもないことでも、いきなり現実として目の前に出てくると気が動転したりします。この本に限らず、子連れ結婚関係の本はたくさん出ているみたいなので、是非とも一読しておくべきだと思います。