「どうして前のお父さんと結婚したの?」に対する回答

今、Q&A親の離婚と子どもの気持ちという本を読んでいます。この本は、親の離婚の様々な点について、子供の立場からの答えが記述されています。その中に一つ、気になるQAがありました。

こんなQA


質問はこれです。

「どうしてお父さん(お母さん)と結婚したの?」と子供に聞かれます。思い出したくもないのですが、子供はなぜそんな事を知りたがるのでしょう?

そして、その答えが4ページに渡って記述されています。回答の中の文を抜粋しますと・・・、

「ふたりはどうやって出会って、どうやって結婚して、どうやってあたしが産まれたの?」と聞きました。その質問に、母は真実を話してくれました。

「出会った頃はお互いに若かった。意図的でなく私を授かり、愛し合っていたふたりは結婚をした。でも父は若さゆえに、生まれてすぐに私たちの元から逃げてしまった。」

その答えを聞けた私は満足で、スッキリとした気分でした。

お母さんは聞かれたことに素直に答えたわけですね。そして、子供はその答えに満足した。やっぱり、事実を答えるのが一番正しいと思います。ちなみにこの「子供」と「母親」は著者に名前を連ねている新川明日菜さんと新川てるえさんです。

勇気を持って事実を言おう

この親の対応と子の反応は、私としても非常に納得感があります。子供に事実でないことを言うことについての記事でも書きましたが、やはり事実でない美しい話を創り上げてしまうと、結局嘘を嘘で塗り固めることになってしまいます。子供は困惑したり、親を信頼しなくなったりするでしょう。

また、前の配偶者には悪い感情を持っている方が多いと思いますが、別れた夫の悪口を言うことについての記事で書いた通り、やっぱり人の悪口を聞くのは気分が良くないものです。ましてや、それが血縁上の父親ならなおさら。

私としては、この本で自分の認識は正しいんだと思うことができて良かったです。他にもたくさんの事例が載っていますので、離婚や子連れ結婚を考えている人には必携の本だと思います。「子連れ再婚を考えた時に読む本」と共に、名著だと思います。

Q&A親の離婚と子どもの気持ち

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