娘とキャッチボールばかりしていたこと

私は子供が大好きです。が、子供と「遊ぶ」のはちょっと苦手です。

子供と遊ぶって難しくない?

私は子供が大好きなのですが、それは日常のなかでくだらない冗談を言ってじゃれあったりすることが好きなのであって、外で遊ぶのはあんまり好きではなかったんです。そのことに結婚後に気づきました。なので、日常の中で食卓を囲んだりしている時は120%楽しかったのですが、娘から「とーちゃん、外で遊ぼうよ!」と言われると、若干「めんどくせー」という気持ちを持ったものでした。

私は学生時代はものすごく活動的で、ずっと運動部系の部活やサークルに入っていたのですが、就職してからはスポーツをやる機会が全く無くなっていました。体もブクブク太り、大学時代と比べると20kgほど体重が増えるありさま。そういった事情もありました。

ただ、外で全く遊ばなかったわけではありません。私の実家に家族で顔を出しに行った時は、よく娘と外でキャッチボールをしていました。

私の実家は、私の家から車で30分くらいの距離にあります。なので、だいたい3週間に1回くらいの頻度で実家に顔を出していました。でも、娘にとっては私の両親は「いきなり出てきたおじいちゃんとおばあちゃん」なわけです。私の親が結婚に反対していたこともあり、娘と私の両親が初めて顔を合わせたのは結婚したあと。娘にとっては、私の実家は気を使う場所だっただろうと思います。

それを感じていたので、私の実家に帰った時は、家の前の道路で娘とキャッチボールをするのがいつものパターンになりました。実家に顔を出さなければ、それはそれで私の両親は嫌な顔をしますし、かといって実家の中に居ても娘は手持ちぶさただし緊張する。なので、「外でキャッチボールをする」というのは私にとって非常に都合の良い口実でした。

あと、選んだ遊びが「キャッチボール」というのも大きなポイント。キャッチボールは、太った体でもそれなりにできるんです(笑)。これがサッカーだとあっという間に体が悲鳴をあげてしまいます。のんびりキャッチボールをするというのは、私の体にはちょうどよかったんです。

そんな理由が相まって、私と娘が遊んだ記憶というと、キャッチボールなのでした。


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