私の母親に「結婚したい人が居て、その人には子供が居る」ということを伝えて猛反発されたわけですが、とりあえず実際に会って挨拶することになりました。私の母親は大反対のままでしたが、まあ、ともかく会ってみようとは思ったみたいです。

延々と続く沈黙・・・

嫁さんも結婚に反対されていることは知っていたので、緊張してガチガチでした。娘は嫁さんの実家に預けて、私の実家に嫁さんと2人で行きました。

嫁さん:「初めまして・・・」

私の母:「初めまして。いらっしゃい。」

私の母は厳しい表情のまま、迎え入れました。

私の両親と私と嫁さん、4人でテーブルに就いて正座しましたが、ただただ無言の時間が過ぎるのみ。

数分後、私の母が口火を切りました。

母:「お子さんがいるんですか?」

嫁:「はい、小学2年生の女の子がいます。」

この時の嫁さんはキッパリと答えてました。嫁さんは、子供のことになると強いんです。

そして、また延々と続く沈黙。

10分ぐらいしたら、また母が喋りました。

母:「この子、どんな子だと思います?」

私についての印象を聞いているようです。

嫁:「え、えーと・・・、意外とちゃんとしてる人だと思います・・・。」

そしてまた10分ほど沈黙。私はしびれを切らして、「もう行くよ。」と言いました。両親もこの沈黙は苦しかったのか、まあ、そうだねという反応。

帰り際に私の母が言いました。

母:「今日はどこに泊まるの?」

私:「適当に見つけるよ。」

母:「だったら国道沿いのサウナにしなさい。安いから。」

私は面倒になって、「わかったよ。」と言って、2人で実家を後にしました。たぶん、私の母は、私と嫁さんが肌を合わせながら寝るのが我慢ならなかったんだと思います。

そんなわけで、終始重苦しい雰囲気で初対面は終了。嫁さんは、「あの質問は予想できなかったよ・・・」とつぶやき、2時間ほど車の中でグッタリと寝ていました。

この日は大きな壁を一つ乗り越えたわけですが、これよりずっと大きく厚い壁が、これからも続いていくのでした。