私は自分の遺言を既に書いているわけですが、書いていて思ったことがありました。私の子になったウチの娘は、前の父親の遺産を貰うべきなんだろうか?って。

嫁さんが前の夫と離婚して以来、娘は前の父親と一切連絡を取っていないようです。連絡先も知らないはずです。敢えて確認したりはしてないですけど。

それを考えると、ほぼ無関係に人生を歩んでいるわけで、そうなると遺産を要求するのはガメツイかなあという気もします。だけど法的な権利はあって、更に遺産となれば大きな金額になるはずなわけで、目の前に数百万円を貰える権利がドンと置かれたら、たぶん娘の心は乱されると思います。

ただ、はっきりしているのは、これは娘の権利なわけで、私の権利ではないわけです。なので、遺産を貰うかどうかは娘自身が決めることだと思います。娘がまだ小さかったら私と嫁さんが介入する必要もあるでしょうが、ウチの場合は娘はもう大学生なので、十分、自分で判断できる年齢です。自分の人生は自分で選択して行って欲しいというのもありますし、自分で決めさせるべきだと思います。まあ、私もいざとなったら金額に心を乱されるかもしれませんが、どうあるべきかという意味では、間違いなく娘自身が決めるべきだと思います。

それでも、娘も大学生になったとはいえ、大きな金額が絡む決断はまだしたことがないわけで、たぶんその状況が目の前に来たら戸惑うでしょう。父親である私に、どうするべきか聞いてくることも考えられます。

これに対して私はどう答えるべきかちょっと考えたのですが・・・、やっぱり、答えを出すのは難しいです。

ウチの娘の場合、離婚後、娘に対する養育費が払われたのは最初の数カ月だけで、その後は支払が途絶えてしまったそうです。まああんまり根掘り葉掘り聞いたことは無いですが、払うものは払っていなかったようで。嫁さんはそれなりに苦労したようです。なので、遺産を貰う道義的理由はあると思います。

またお金以外の問題として、ウチの娘は産みの父親とほとんど違う人生を歩んできたとはいえ、全く何も貰えないとしたら、拒否されたと思って悲しくなるでしょう。全くの他人でも、拒絶されたらそれなりに傷つきます。まして血縁上の父親に拒絶されたような状況になったら、結構ショックなはずです。

その一方で、前の父親がもし新しい家庭を築いていたとしたら、いきなりウチの娘が遺産をくれと言ったら当然、そちらの家族は反発するでしょう。きっとお互い傷つけ合うことになります。それは避けたいです。

そう考えると、私の脳味噌では答えが出ません。迷いに迷うと思います。

強いて言えば、1円も貰わなかったとしても、何か形見になるようなものは貰っておいた方が良いかなあと思います。今の父親はまぎれもなく私ですが、血縁上の父親にも、娘は何か感情を持っているはず。繋がりが全く無くなってしまうのは悲しい気がします。ウチの娘が、自分自身のルーツに思いをはせるきっかけになるような、前の父親の形見を、なんでもいいから何かくれたら、それでとりあえずは、娘も私も満足するかもな、と思いました。

あ、でもそれだと嫁さんとしてはフクザツかも。もう嫌になった元ダンナですしね。う~~~ん。難しい。やっぱり今の私では答えを出せないです。