娘が小学4年生になる春休みに私たちは結婚して家族になりました。娘と嫁さんは岩手県に住んでいたのを、私が住む埼玉県に呼び寄せる形で家族生活がスタート。元々、嫁さんは、嫁さんの両親の家から徒歩2,3分のところに住んでいたので、娘にとってじいちゃん・ばあちゃんは日常的に顔を合わせる身近な存在でした。そこから引き離したわけで、当然、娘は寂しがります。

「一人で行ってみる?」

私としても娘はじいちゃん・ばあちゃんと離れ離れになって寂しいだろうなという気持ちがあったので、理由をつけてたくさん岩手に行かなきゃな、と考えていました。でも、私は仕事で毎日終電帰りの多忙な毎日。家族3人で一緒に帰る機会を作るのはちょっと難しそうでした。結婚後最初のゴールデンウイークでは3人で岩手まで行ったのですが、その後はなかなか機会を作れず、結局、夏休みに入ってしまいました。

そこで持ちあがってきたのが、娘が一人で岩手に帰省する、という話。嫁さんと娘の二人で帰っても良かったんですけど、嫁さんとしては家事のできない私一人を家に置いていくのもなんとなく嫌だったようで、娘に一人で帰省させることになりました。岩手のばあちゃんと、私と嫁さんの3人で協議した結果、「家から埼玉の大宮駅で新幹線に乗せるまでこっちで同行。岩手の新花巻駅で降りるドアの前でばあちゃんがお迎え。念のため携帯電話も持たせる。」という体制をとることになりました。

小学4年生の娘が、埼玉から岩手まで、一人で新幹線に乗る。親としては心配で心配で仕方ありませんでしたが、娘としては割と楽しみにしてたようです。「新幹線には売店があるんだよね?絶対アイス買って食べる!!」とか言ってました。実際、車両の中を歩き回ったりしてだいぶ楽しんだようです。

「かわいい子には旅をさせよ」ってこういうことか~、と親になりたての私は思いました。せっかく私の娘になったのに、その直後に親離れの準備みたいなことをさせるのはなんとなく寂しかったですが、まあ娘の成長には良い影響を与えたと思います。

こういうのって、普通は親と一緒に帰省するものだと思うので、なんだか親がやるべきことを放棄しているようでバツが悪い気がするかもしれませんが、やはり「旅をさせる」のは良いことだと思います。なんというか、子供に自主的に行動させればさせるほど、「私は、親がやるべきことを放棄してるんじゃないだろうか?」と若干不安になります。が、やはり子供に自分一人で何かをやらせるっていうのは良いことです。いろんな事をガンガン子供にやらせて、親は見守り役になりましょう。