小4の娘が一人で新幹線で帰省したことという記事を書きました。この時、私の両親(つまり連れ子だった娘から見れば新しいおじいちゃん・おばあちゃん)に、少し戸惑いが見られました。

この子の「故郷」はどこ?

私が「娘が岩手に帰省するよ」と私の母に伝えると、少し困惑した表情を浮かべました。結婚前、私は母と激しいバトルを繰り広げましたが、この時にはそのバトルは終わっていましたし、表情は明らかに「怒り」ではありませんでした。「困惑」でした。

私の娘が、岩手に「帰省」する。その「帰省」という言葉が、引っかかったようなんです。たぶん、私の母からすれば、

「ああ、私はこの子が孫になることを受け入れたけど、この子にとっての『故郷』は、やっぱり岩手なのだ。」

と思ったのだと思います。私とのバトルが終わった母は、それなりに理性的になったので、もちろん反発はしませんでした。でも、心の中ではモヤモヤしていたのでしょう。「どのような『ばあちゃん』になればよいのだろう?」と、きっと戸惑っていたのだろうと思います。「帰省」したことで、自分の置かれた立場が特殊であることを突き付けられたわけです。

この困惑を感じるのは当然だと思います。実際、「普通」ではないわけですから。周りにケーススタディも無いわけですし、想像していたのと全く違う形で孫ができたわけです。どう対応すればいいのかわからない、という気持ちになるのは当然です。

ただ、私の母の場合は怒ったりはしなかったので、私は、その母の困惑に気付かないフリをしていました。私の言葉で母の気持ちの整理を付ける自信もなかったし、一旦は理性的になってくれたので、まあ時間が解決してくれるかな、と思ったんです。

実際、「それなりには」気持ちの整理はつかせてくれたようです。ただ、微妙な距離感は残りました。お互いがお互いの存在を尊重してはいるけど、「すごく仲良し」という感じにはなりませんでした。それについては、また別の記事で書こうと思います。